ノヴァ・ロング5.5mm ~猟期残り1時間、なるか奇跡のショット!?~

 2018年2月11日(日)、東京都在住のOさんは東京オリンピックのあおりを受けて銃砲所持許可が下りるのが大幅に遅れてしまい、購入したノヴァ・ロング5.5mmの射撃練習もできないまま”初猟が今猟期最後”という虚しいことになってしまいました。しかしこの日Oさんは、なんとか初獲物となる”キジバト”を1羽ゲット。さらに日の入りまで残り1時間というところで池に浮かぶ2羽のカルガモを発見します。猟期最後にして最高のチャンスに、はたしてOさんはカルガモをしとめることができるのでしょうか!?

 

●「すぽん!」と狙ったところに命中する面白さ

初猟で初ショットとなったノヴァ・ロング5.5mm。比較対象ができないため”感覚的”ではありますが、実際に扱ってみた感想を伺いました。


 

「射撃場で的に撃っていないので正確なことはわかりませんが、キジバトをしとめたときは完全に狙った場所に『すぽんっ!』と弾が飛んで行った印象でした。獲れたキジバトを見ると弾も貫通しているので、威力もかなり高いように感じます。

 それと、立って構えてみたときは『重心が前に寄りすぎて重い』と感じましたが、座ってひじをスネにしっかりと付けた状態で構えたら、案外バランスがとれているように感じました。全体的な使用感としては悪くないと思います。」

●発射音が意外と大きいので、一般人が近くにいるときは要注意。

ノヴァ・ロング5.5mmを使ってみて、気になる点はないか伺いました。

 

「友人の持っている別メーカーのエアライフルと比較すると、ノヴァの射撃音はかなり大きく感じますね。『パキンッー!』と金属がはじけるような高い音です。ノヴァのロングタイプは消音性能が高いと聞いていましたが・・・その点については『良い』と言えません。

しかしまぁ、音に関しては民家の近くで撃たなければいいだけの話なので、それほど気にはしていません。それに僕はノヴァを『入れたまま撃てるカバー』に入れているので、もし一般人が周囲にいたとしても、恐怖感をあおることはそれほどないんじゃないかなと思います。別に何も違法なことはしていませんが、誤報でも警察に通報されるのは勘弁願いたいですからね。」

 


●タイムリミットの1時間前にカルガモを発見!

 

 午前中にキジバトを1羽しとめることができたOさん。引き続き猟場の池を探して回りますが、猟期終盤ということもあり狩猟鳥の姿はどこにも見当たりません。あきらめかけて池を去ろうとしていたそのとき、何かに気付いた様子のOさんは首にかけていた双眼鏡をのぞき込み、約200m先の対岸に視線を向けます。

 

「・・・あ!カルガモだ!!」


 

タイムリミット(日の入り)まで残り1時間というなかの僥倖!Oさんは急いでカルガモを狙える位置まで走って移動します。

Oさんが射撃の準備をおこなう間、ハッサンジャパン編集者はその一部始終を撮影すべく、全貌が観測できる高台に移動します。Oさんの位置(赤丸)からカルガモの群れ(青丸)までは推定50~60m、ノヴァの正確性とパワーであれば有効射程です。

 

 2月の寒空の中、張り詰める空気。ハンターの殺気に感づいたのか少しづつ岸から離れようとするカルガモ・・・

そのとき、「パキンッ!」と空を切り裂く銃声が!


 

・・・しかし、残念!弾はカルガモの1,2m手前に落下。射撃音に驚いたカルガモたちには飛ばれてしまい、二発目のチャンスはないままゲームセットとなりました。

Oさんと合流後、射撃時の様子をインタビューしたところ、「代理店で取り付けてもらったスコープが何メートルでゼロインされているのかわからなかったので、一か八かカルガモの中心を狙って撃ちました。」とのこと。事前に射撃調整ができていなかったことが明暗を分けた結果となりました。

しかし今回の射撃でコツはだいぶ掴めたと語るOさん。「来年度はしっかりと練習を積んで、ノヴァでカモをしとめてみせますよ!」と意気込みを見せてもらいました。

●プロのシェフも大満足、「エアライフル猟は面白い!」

Oさんは東京都内でビストロを営むプロのシェフ。後日、今回しとめたキジバトを使って、本格フレンチを作っていただきました。

 

「先日獲れたキジバトは『パイ包み焼き』にしてみました。まずキジバトは内臓を抜かずに背開きにし、砂肝 レバー 心臓以外の内臓を取り出します。次に開いた鳩にフォアグラと真鴨のミンチを詰めて表面を焼き、パートフィロで包んで180度のオーブンで20分くらい焼きました。ソースはジビエのフォン(出汁)とポルト、赤ワインを煮詰め、バターで照りを付けたソースです。

これまで輸入物の冷凍野鳥は何度も扱ってきましたが、生の野鳥、しかも自分でしとめたジビエの味はたまりませんね!次は絶対に、カモを使った料理を作ってみせます。」



Oさんの経営するビストロ『レ・シュヴルイユ』では、季節の料理としてジビエ料理も提供されているそうです。もし近くにお越しのさいは、お立ち寄りされてみてはいかがでしょうか。